どうも、スタイリストの大田垣です。
今日は、PROSOL全店で6月から導入された新メニュー、「ヘアループ」についてご紹介をさせて頂きます。
ヘアループって何をするの?(ヘアループにできる事)
ザックリ言えば髪の毛が増えます。
手段としては、髪の毛1本に対して、4本、もしくは6本ファイバー毛を括り付けていく方法です。
こういうことを言ってしまえば「増毛」と受け取られがちで、人を選びそうな気がしますが、
勿論そういった効果もありますが、
- 前髪の厚みを増やす。
- ツムジの割れを解消する。
- 絶壁に対する骨格補正
以上にもかなり効果的です。
デザインを作っていくうえで、「もうちょっと、ここがどうにかなれば、あの髪型が出来るのに!!!」を叶える技術と言えましょうか。
前髪作りたいけど、ずっと髪結んでいて、前髪の両端が薄くなっているから前髪作れない!とか。
絶壁だからショートにしてもペタッとして微妙…とか。
年齢どうこうではなく、「こういうのがやりたい!!!」ってのがあって、それが足らない時に使えるメニューです。
エクステと違って、付ける部分が目立たなく、表面にも自然に付けることが可能なため、
ボリュームアップ、シルエット補正、前髪の処理に大活躍です。
参考
結構違うし、付けているの、分からないですよね。
ヘアループにできない事
ヘアループに使われているのは、ファイバー毛と言われる、いわゆる人工毛です。
カラーは染まりません。パーマもかかりません。
じゃあ、どうすんの?って感じですが、
カラー場合、「ハイライト」「ローライト」として考えることも可能です。
極端に明るさを変えたい!!!という予定がなければ、問題ないです。
基本的に褪色は多少なりしていくものなので、
染めたての色に合わせたループを付ければ、時間の経過とともにローライトに。
染めたての色より少し明るい色で付ければ即興ハイライトになり、時間の経過とともに馴染みます。
これは、1本に対して6本という、極少数を付けるからこそ可能な、むしろメリットとも取れることですね。
パーマに関しては、
お店で仕込みをさせていただくことで、形状記憶させることができるので、
パーマのような扱いにすることも可能です。
濡らして乾かしても特に問題はございません。
気をつけるべきこと
気をつけるべきことは何点かあります。
基本的にループが減るのは、地毛が自然脱毛した時です。
地毛1本抜けたら、ついでに、プラス6本。計7本が束となって抜けますので、ショックは大きいです…。
しかし、そもそも、自然脱毛はあるもので、1日に50~100本、地毛が抜けると言われています。
自然脱毛により、1ヶ月で、付けたループの1/4~1/3くらいは抜ける感覚でいた方が良いのと、
抜けた所は、付け足しを定期的に行うのがおすすめです。
シャンプーやブラシなどを気にされる方もいますが、
ガシガシ洗ったり、激しく梳いたりすると、ループの結び目が緩くなって、
ループのみ落ちてしまう…という可能性はあります。
なので、洗い方は頭皮を労わるように優しい揉み洗い。
ブラシも勢い任せで無理矢理梳かないように。
欲を言えば、頭皮用の栄養剤で抜け毛を防止していただくと完璧です。
あとは、結び目部分は、至近距離でマジマジ見ないと分からないくらい小さいですが、
指先で触ると結構分かります。
気になるからと言って、コブをイジイジしないことも大切ですね。
写真を見て分かるように、意外と数百本で前髪とかは随分変わりますし、
500本付けて、仮に1ヶ月で1/3減っても、300本以上は残っている計算になるので、
そのまま粘っても良いし、100本ずつ付け足していっても良いし。
僕ら美容師サイドも、お客様の髪を触っていて、「もうちょっとここに欲しいなー」って思うこともあるので、提案させていただくこともあるかと思います(笑)
「え?私、薄い??」ってネガティブに捉えずに、デザインを作るうえで僕らが拘りたい部分だったりするので、快く耳を傾けていただけると嬉しいです♪
また、お客様の許可が取れれば、気が向いたら載せてみますね(笑)