どうも、スタイリストの大田垣です。
先日、遂に、個人的に楽しみにしていたパーマの薬剤がリリースされました。
シスキュアデコルア。
お客様の中でも、カラーの薬剤に関しては、案外色んなシリーズをご存知な方もいます。
オルディーブアディクシー、イルミナカラー、THROWなどなど、
このように不思議とカラー剤に関してはブランディングがしっかりなされていると思うのです。
「イルミナで染めたい」「THROWで染めたい」と、薬の種類で染めたがるお客様もいるくらい。
パーマ剤に関してはどうでしょう。
「デジタルパーマをかけたい」「エアウェーブをかけたい」
パーマの種類を言うことはあっても、薬剤で言う人はいないですよね。
「ネオリシオで」「フェルシェで」「プライアで」とか言わないです。
そもそも、商品シリーズ名など、分かる人居るんですかね。
まぁ、確かに色に関しては、微妙な風合いの差で、方向性やコンセプトをの違いを見い出しやすいから、ブランディングもしやすいのだろうし、
それと引き換え、パーマは色と違って、薬剤による違いを消費者が感じにくい部分もあるからかもしれません。
パーマの発展には、カラーのような感覚でのブランディングが必要な気もします。
で、今回、使わせていただいた「シスキュアデコルア」という新しいパーマ剤。
個人的には「シスキュアでパーマして欲しい!!」って言っていただける可能性を秘めた薬剤のように感じます。
そのくらい、手触りが良い。
髪質によっては、手触りが良くなる。
ここで思い返していただきたいのが、お客様がパーマに求める質感の一つに「柔らかさ」ってあると思います。
実際に経験のある方も居ると思うのですが、パーマをかけることでフワッと見える。
しかし、触ってみると、ガシッとしている……みたいな。
視覚的な質感は柔らかくても、触覚的な質感が固い経験、ないでしょうか。
風が吹いたらフワッと動かず、ガサッと動くような。
それがシスキュアにはないのです。
手触りが良いとはそういうこと。
(勿論、そうは言ってもあくまで薬剤である以上、ハイダメージの髪には怖い部分はあります。)
仕上がりはこちら。
触っても柔らかいです。
しかもお客様、絶望的なくらいパーマかかりにくいのですが、とても綺麗に出来ました。
「パーマしたいけどダメージが…」という方に是非、チャレンジさせていただきたいですね。