どうも、高校時代、ラグビーしてたら便秘が治った。スタイリストの大田垣です。
今更ですが2019年になりまして、、、
ラグビーワールドカップが日本で行われますね!!!!!!!!
みなさん、これは、
一大事ですぞ。
とは言うものの、ラグビーって人気ないんですよね…。
「今からお前らを殴る!!!!!」
で有名なスクールウォーズの知名度こそあれ、
昔、ブームこそあれ、
現在、観られていない。
ルールが分からないから??
観ていて痛そうだから??
ガチムチに興味がない??
そう。僕もそうだったんですよね。
ルール分からないし、絶対痛そうだし、ゴリゴリだし。
そう、、、
尾道高校ラグビー部に入部させられるまでは……(笑)
(あ、ガチムチは興味ないですw)
過去の話をします。
中学時代、ソフトテニスをしていました。
『テニスの王子様』が連載され始め、まだちゃんとテニスをしていた頃という事もあり、1年生の頃は30人くらい入部していましたが、
夏までに残ったのは8人程度。
そのくらいの厳しい生存競争を生き抜き、レギュラーを勝ち取り続けました。
高校時代、僕は部活というものをしたくなくなっていました。
中学はそんな厳しい部活と、週4の塾ばかりで、うんざりしていたので、高校では帰宅部でいっぱい遊んでやる!!と。
しかし、入学当初、「必ず何かの部活に入らないといけない」という謎ルールがあり、結果、
少林寺拳法部に入りました。
理由は簡単。サボれそうだからです。
しかし、この少林寺拳法部。蓋を開けてみれば結構真面目です。
僕も気付けば真面目に受身の練習をしまくっていました。
これは予定と違う。
そうこうしていたら、胴着を買うか買わないかの段階になり、
困りに困って、先生に相談したら、
「なんかの部活入っとかんといけんのは、まぁ、最初だけよ」
ということで即行、辞めました。
束の間の念願、帰宅部ライフ。
は、本当に一瞬で終わりを告げます。
ある日、クラスを担当する体育の先生が出張のため、代わりの先生が授業をしたのですが、
それがラグビー部の監督でした。
監督「よし、今日はタッチフットやるで」
クラス一同「え、タッチフット…?なんd
クラスのラグビー部「うおおおおおお!!」
補足になりますが、ラグビー部は「文武両道」をスローガンに掲げており、
学力関係なく特別進学コースに捻じ込まれていた為、クラスの大半がラグビー部という謎仕様でした。
タッチフットのルールもよく分からないまま、体育の授業としてグダグダやる一同。
(タッチフット=ラグビーのタックルが両手でのタッチになった安全バージョン)
しかし、ラグビー部員はそうはいかない。
監督が見ているから。本気だ。
体育だけど、未経験者だけれども、、、それでも必死のラグビー部員の檄が飛ぶ。
「外!!外回せ!!外、外!!」「こっち枚数足りん!!こっち!!」「おい!!走れぇ!!なに歩いてんねん!!!!」
(スカウト生が多く、ラグビーの盛んな大阪から経験者を引っ張ってきているので、関西弁が飛び交う)
混乱する一同。
体育の授業だし、、、という感じではなくなり、ラグビー部は監督を恐れ、クラス一同はラグビー部を恐れるという構図が出来上がり、
砂煙舞う中、分からないなりに喰らいつくクラスメイト。
授業終了間近、、、
「おい、ナル。ウメ(監督)が呼んでんで。はよ行ってくれ、頼む(笑)」
何故か監督に呼び出しを喰らう。
監督「どや、タッチフット楽しいか?」
自分「すみません、ルール分からないので、ただ必死です…(怒られる?こわっ!)」
監督「そうか、、、どーや、やらんか?ラグビー」
自分「……え!?いや、でも、ルール分からないし、やった事ないので」
監督「最初はみんなそうよ。あそこに居るKとかも今はラグビーしよるけど、バスケ出身の未経験よ」
自分「そ、そうなんですね。へ、へぇ~……。」
監督「どうするんや。やるんか、やらんのか。(圧)」
自分「は、はい、ちょっと流石に急なので、考えさせてください」
それからというもの、クラスの部員たちからは、「はよ入ろ♪」と誘われまくる。
~~~数日後~~~
音楽室へ向かう途中、監督と出くわす。
監督「おう、大田垣、そろそろ決めぇ(圧)」
自分「はい!今日見学に行こうかと思っていました!!」
1mmも思ってなかったけど。
咄嗟の墓穴!底なし沼!!もう逃げられない絶体絶命!!(ざわ…ざわ…)
あれは忘れもしない水曜日。
何の準備もなく、ブレザーとローファーでグラウンドへ行くと、クラスのラグビー部が走っている。
当時、水曜日はラグビーをしない。基礎体力トレーニングの日だった。今は知らん。
これはマズいと思っていると、案の定、
「どや、ちょっとやってみるか」
走るだけならできるだろ?と、
気付けば僕はブレザーを脱ぎ、シャツにローファーでグラウンドを走っていた。(何の準備も無かったから)
ひとしきり走り終え、見学に戻ると、
監督「明日は朝練、6時からしとるから」
「え、はい」
咄嗟に。
翌朝、何だかんだ真面目に「20分前集合しとくか…」と、朝5時前に起きて、5時40分くらいに行った。
皆それぞれ、既に走っていた。
監督はキャンプ用っぽい椅子に腰掛け、腕組みをしていた。
自分「えっ?えっ??」
監督「遅いわ大田垣!!6時から動けるように5時半からアップじゃろーが!!はよせぇ!!(怒)」
自分「はい!!すみません!!(聞いてない!)」
そんなこんなで、
「入部」というキーワードを1度も、口にも字にも発信することなく、奇跡的に入部していました。
周りは昔からスクールとかでしていた経験者、
地元のバスケの県ベスト8のキャプテン、
陸上部のエース、
サンフレッチェの下部組織の選手、
未経験者にしても、中学時代に各スポーツ分野でブイブイ言わせていた奴らだ。
場違いすぎる。。。
まぁ、そんなこんなで、訳も分からず入部した僕ですが、
やっていくうちにその楽しさが分かってくる訳です。
仲間の屍を越え、時には自分が仲間のために玉砕しに行き、
捕まろうが引きずってでも走り、倒れようが転がってでも前進し、痛かろうが前を向く。
泥まみれになろうが、土が口に入ろうが、血が垂れていようが、相手がデカかろうが、少しでも前へ進む。
気にならないくらい興奮している。
綺麗にタックルが入ったときのフワッとした感覚、快感は忘れられない。
一人で倒せず足止めした相手に、もう一人の仲間が来てくれる心強さも。
トライまでのあと数センチが果てしなく遠く感じる、
その数センチを、何としてもこじ開けたい攻撃側、死に物狂いで守り抜く守備側。あの極限の集中。
観る側も、前半、後半80分の間で、息が詰まるような攻防が延々と続くから、正直、後半の20分くらいでお腹一杯になる。
気付いたら前のめりに、拳を強く握って見入る、そんなスポーツ。
サッカーにはサッカーの面白さがあるし、
野球には野球の面白さがあるが、
ラグビーほど長時間、力んで見るスポーツは、格闘技くらいなものか。
少なくとも球技には無いと思う。
そのくらい面白いし、実際にチームメイトは誰一人、元のスポーツに戻らず、ラグビーを続けていたようです。
当時の監督だった方はこの度で指揮を降り、倉敷の高校へ行く。そこで部を新設していくんでしょう。
監督の後継者は、なんと同級生の元チームメイトのようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181203-00010000-sanyo-l33
大阪生まれなのにわざわざ正式に尾道市民になり、成人式の際は尾道市の新成人代表として挨拶していたのには笑った。
今後の活躍を期待しています。
今年のワールドカップを機会に、またラグビーが少しでも注目されると嬉しいです。
個人的には、福岡堅樹 選手に期待しています。
小柄ながら、非常に突破力のある選手です。
まだまだ先ですが、是非、ご覧になってみてください(笑)