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2019.08.24 坂井 泰平
【吉本興業の騒動から学ぶ「お金」の話by キンコン西野】を読んで感じること

こんにちは!五日市店店長の坂井泰平です^^

 

 

フェイスブックを回遊していたら…

 

先日いつものごとくwebの海を泳いているとこんな記事と出会いました

 

吉本興業の騒動から学ぶ「お金」の話 by キンコン西野

 

キングコング西野さんのブログ。

 

要約すると、吉本騒動の際、若手芸人さんが

「劇場445席完売してグッズも完売したのにギャラ2000円だった!」

と暴露して炎上していた話についてなのですが

 

さて、これは吉本サイテー!なのでしょうか?

 

という感じ

 

労働時間に対して最低賃金保証してないやんとかはありますし議論の余地はあるでしょう。

 

ですが、チケット、グッズの売上(=90万円)に対して、かかった経費(会場費やセット、衣装、人件費等)が大赤字じゃないか!

とあります。

そして、じゃあ足りない分はどうしているかというと「他の売れっ子芸人さんからの売上補填」というわけです。

 

企業に大切なのは利益ですねって話だったりまぁ色々と端折った部分はありますが、じゃあなぜ赤字を出してまで吉本興行がそういったイベントをするのかというと完全に

 

若手芸人の未来のため

 

なのですね(これを読む限り)

会社の未来を守ることでもあります(成長)

そして会社の未来を守る=従業員の未来を守る。ですよね

 

もちろんそうやって売れっ子を増やして私欲を満たしたいって気持ちもあるかもしれませんが(笑)

 

これって

 

で、ここからは美容院の話ですが

 

若手のアシスタントや駆け出しのスタイリストはお給料が少ないです。

どうしても顧客の数が少ない、またはアシスタントだと売上を作れないのでそんなにたくさんの対価を得ることはできません。

 

んでも最低賃金以上は保証されてますし、社会保障も受けています。

売上を作っていない(もちろんアシスタントあっての売れっ子スタイリストであることは前提ですが)若手がなぜそれだけの給与を得ることができるのか…

 

ちなみに20万円の総支給に対して手取りは16万くらいになると思うのですが、会社が払っているお金は23万円なんです。

厚生年金・健康保険に加入している企業は社員が払ったのと同じだけ会社が国に納めています(しかも国民健康保険の足りない分のためにってのは余談)

 

つまり、一人雇うために23万円ほどの経費がかかるんです!

 

23万円の給料をもし美容院の個人事業主で取ろうと思ったら初期費用抑えたり節約沢山してだいたい5、60万円くらいの売上が必要です(ざっくりですが)

補足があったので加筆

 

普通に店舗持って(居抜きとかではなく)経費とかも何も考えずに普通に使ったら80万以上ないと23万は難しいとのこと..なかなか厳しいですよね

 

 

それくらい稼いでやっと1人前。

 

では若手のお給料はどこから出ているかというと「売れっ子スタイリストの売上から」なんですよね

あ、だから売れっ子は偉いとか言ってるんじゃないですよ!?笑

 

僕が思うに、ある程度できるようになったらアシスタントを雇わない方が短い目で見れば経営は楽です。

人一人の人生くらいなら雇わない方がもしかしたらいいかもしれません。

 

んでも、それじゃつまらないじゃないですかw

 

後輩を育て、自分がいなくなった後の美容業界を任せる人を作る。

自分たちの遺伝子を残す作業。

 

今シェアサロンやフリーランス美容師が流行っていて、そう言った方達は後進を育てません。

もちろんそういう考えもありです。

 

でもだからこそ、僕たちのような教育ができるサロンの必要性を感じますし、未来の美容業界を作っていく集団になると思います。

 

僕たちのサロンは全員同時に(お金の面で)幸せになることはできないかもしれません。

ですがみんなが幸せになれると信じています!

 

だから、僕らの存在価値って絶対すごいんだよって話を朝礼でしたのでブログに残してみました。

 

 

たまにこうやって朝礼で店長らしい話をしているのでした(笑)

ご意見ご感想をお待ちしておりますw

 

 

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