どうも、スタイリストの大田垣です。
少し前までcalme(宇品)店の田中くんが、うちの和田くんとトレードで働きに来ていました。
2人ともスタイリストになるための最終段階に入ってきているので、「他店のスタイリストの仕事や空気に触れて勉強する」という目的で。
会社は同じでも、店舗によって流れ、話す内容、店の取り組みも違っていたりするので、刺激的だったかと思います。
で、せっかくなので、田中くんにカラーをしてもらいました。
↑田中くんのブログ
こんな感じで、まだ髪は切れなくてもカラーのお客様を呼んで、美容師として最後まで携わっていることもあり、
きっと良い感じにしてくれるでしょう…(圧)
と、冗談はさておき、普通に希望の色味を伝えて、お願いしました。
が、
このこともあり、褪色はとても早いことが予測されます。
「色持ちをよくしたい」というワガママも伝えたところ、
田「えっ、どうしましょうwww」
大「暗めに染めてもいいし、白髪染め使ってもいいし、何でも試して良いで!」
田「えー!めっちゃプレッシャー!!こんな感じの配合でどうですか?」
大「任せる!自由にやって(笑)」
田「ちょっと一応、一緒に考えましょうよ!」
ということで、今回ご紹介するのは…
白髪染めで褪色を防ぐ
という方法。
上記のブログを見ていただいたら分かりますけど、前回はおしゃれ染めのピンクを入れて、
4日で金っぽく褪色しました。
そういう「褪色を少なくしたい」という方には、この白髪染めミックスはかなりお勧め。
学生時代に結構激しい色をして、暗くしたいのにすぐ抜ける。そんな人には毛髪事情を説明して、白髪染めを使う事もあります。
で、「白髪染め」というと、お客様も「白髪染めはしたくない」って言う方もいますが、
美容院の場合、薬剤の進歩もあり、「白髪染めだから髪が傷む」「白髪染めだから暗くなりすぎる」という訳ではありません。
カラー剤としての「色を染める」という効果と、その仕組みに、実は大きな違いはありません。
白髪染めとおしゃれ染めの違い
白髪染めとおしゃれ染めの違いは、「ブラウンの配合量」です。
おしゃれ染めのアッシュが「青」なら、白髪染めのアッシュは「青×茶」。
カラー剤の中にどれだけ茶色があるかってだけです。
当然、白い髪を染めるんだから、茶色が含まれていないと、ただの青になっちゃいますから。
ブリーチ毛も、白、までは行かないにしても、黄色く明るい状態なので、色落ちのことを考えなければなりません。
白髪染めの良い所は、白髪染めは染めた後、色が抜けたとしても白に戻ることはありません。(髪質によっては落ちやすいものもある)
そういう特徴を利用して、明るく色落ちしやすい髪に関しては、白髪染めを積極的に混ぜることは、かなり有効な手段です。
これはお店で使っているカラー剤の表。
100%白髪に染めたときの発色の仕方。
結構カラフルじゃない?
近年の白髪染めは、おしゃれ染めと遜色ないくらいの鮮やかな発色を見せてくれます。
なので、「白髪染め」という言葉に縛られなければ、白髪染めで染めたのか、おしゃれ染めで染めたのかなんて、あんまり関係ないのです。
結果的におしゃれ染めと混ぜて染めてみた。
最終的な配合は、田中くんが推しているフュージョニストというカラー剤と、白髪染めを1:1で配合。
↑ フュージョニスト使ったやつ。
ビフォーアフター。
あっか!!!
まぁ、こうしたかったんだけど(笑)
で、2週間くらい経って、多少の褪色はしたけど、まだまだ許容範囲です。
白髪染めは優秀です♪
これならもう、次は白髪染め一本で染めてみようかとすら思った。