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2020.12.25 大田垣 成俊
令和2年の振り返り。

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

少し早いですが、少し時間ができたので、今年最後のブログを書こうと思います。

 

令和2年。

いくらポジティブに思い返そうとしても、お世辞にもあまり良い事が思い出せませんね。

 

 

コロナから始まり、コロナで終わる。

 

 

去年の今頃は「なんか中国のほうがヤバいらしい」くらいの感覚でしたが、結局1年続いちゃいました。

 

志村けんさんなど、コロナによって亡くなった方々。

三浦春馬さんや、竹内裕子さんなど、自ら命を絶った方々。

 

そんな印象が深く深く根付いている1年でした。

 

 

身近でいえば、頑張って早稲田に入学したお客様が、1度しかキャンパスに行けず、大学に行く意味が分からなくなり、近隣の国公立を受験しなおすらしい。

 

コロナによる経営難で、会社からの首切りを恐れていたお客様もいました。

 

 

実際に、そういう事態になったり、就職活動が上手くいかなくなったり、色んな影響を受けた方も多いでしょう。

 

東京オリンピックもなくなりましたね。

 

 

まさか自分たちの時代で、学校の教科書にも載るであろう疫病的なものが流行るとは思ってもみなかったけど、

 

冷静に考えたら、平均年齢80代半ばの今、人の一生を25回ほど遡ればキリスト爆誕まで戻れるという事実。

 

たった5回ほど遡れば、天下分け目の関ヶ原の戦いら辺まで戻れるし、

 

たった1回半だけ遡れば、ライト兄弟が初の動力有人飛行で、その20年後には鉄の塊が空を飛び、戦争が捗り始めるし、

 

そりゃ80年もあれば、そういう天変地異みたいな出来事って、1度や2度は起こるのが自然の摂理なのかもしれません。

 

 

 

この先、数十年まだまだ色んな事が起こるんでしょうね。

 

その度に絶望することなく、「自分は時代とどう向き合うか」を考え続けないといけません。

 

コロナだからといって、世に絶望してなんていられません。

 

 

毎年、この時期になると社長から、社員一人ひとりに向けて、お手紙をいただくんですが、それを読んで感じる事があって、

 

 

「社員一人ひとりの雇用を守ろうとしてくれる会社って、本当に素晴らしい」。

 

お客様から「仕事なくなるかも」という話を聞くからこそ、社員を守ろうと奔走してくれる会社に感謝です。

 

もちろん、守られてばかりの意識で、そこに甘んじてはただのお荷物なので、どうにかお役に立ちたいですが、

 

その気持ちは、こんな中でも頼りにしてくださるお客様に向けながら、誠実に向き合っていく。当たり前な事ですが。

 

 

 

好きなバンドの新曲ですが、これが高校の校内放送リクエストで流れたとき、「だっせぇサビ」「誰だよこれリクエストしたやつ」って声があったらしい。

 

 

ま、好みはそれぞれだけど、表面上のカッコいいや、素敵ではなく、

 

こういうのは、「必要とする人が、必要なときに。出会うべくして出会う曲」だと思う。

 

 

人と人の肉体的な距離が増すことで、本来、そんな時だからこそ繋がるべきはずの人と人の心の距離が、不要なまでにぽっかり開いてしまったように感じます。

 

こんな1年だからこそ、来年は心の機微に敏感でありたい。

 

 

とりあえず善を積もう。

 

そう思います。

 

 

手始めに、2歳になった甥っ子にプレゼントを買った。

 

お盆休みに実家に帰った際に、僕や兄が遊んでいた30年くらい前のボロボロのプラレールで、楽しそうに遊んでいたのが脳裏に焼きついています。

 

 

折れた線路の接続部。

ボンドでくっ付けて不安定なパーツ。

繋げても繋げてもパーツが足りないから完成しない線路。

モーターが駄目になっているから、慣性でしか動かない車両。

 

下り坂の線路を慣性で突っ込むが、パーツがやられているし、線路が足りないから、敢え無く脱線事故。

 

 

それでも無邪気に遊ぶ幼子。

 

「楽しいね!!」より、「切ねぇ…」が勝った盆休み。

 

 

ピカピカの完成できるプラレール、電池でちゃんと動く新幹線「ハヤブサ」、これらを引っさげて尾道に帰ります(笑)