昨日は途中でぶった切ってすみませんでした(汗)
スタイリストの大田垣です。
これ、前回。
で、続き。。。
前回を踏まえて、1年目スタッフに伝えたいコツ
いかに自分のできていない部分を見つけるか、
その優先順位はどうか。
何事にも限らず、大人になった途端みんな大好きな言い回し、「意識します」
できない理由は「意識が足らなかったから」
まぁ、それも大事なんだろうけど、もっと具体性を持たせたり、根本的な行動、動作を示すべきです。
例えば、カラーのマニュアルに関して言えば、「ウィッグに薬剤が塗れていない」という現実に対して、
「塗れるように意識します」ってド直球に言う人っていると思いますが、
違うんです。その前に出来ていない基礎段階があるはずです。
姿勢はどうか、ハケの持ち方はどうか、毛の持ち方、引き出し方はどうかとか。
で、新しい技術を学ぶと、最初っていっぱい課題が見つかると思うんですが、
ここで大事なことはとにかく優先順位と、容量をわきまえること。
人が一度に集中して意識できるのは基本的に3つまで。
そういわれています。よくあるのが、
「Aを教えたらBができなくなっている。Bを指摘したらさっき教えたAができなくなっている」みたいな現象
あれこれ課題が見つけるのはいいですが、そこでしないといけないのは、「判断」。
自分が必要だと思うことを「3つまで」です。
「あれもこれも」と自分の容量以上に意識しようとすると、結局集中力が切れて、意識が定着する前に全部中途半端になり、崩れ始めます。
個人差はあり、1つの人も勿論いるでしょう。そこは慣れもあります。
そしてさらに
持続することのできる集中力は90分(15分×6)まで。
これも個人差はありますが、意外と短いですよね。
大学の講義が90分なのも、そういった理論から来ているのでしょう。
その90分の中でも集中の波というものがあります。
ハイパフォーマンスで意識できるのは15分。
少しインターバルがあって、また15分。
定義上15分×6と書きましたが、厳密に言えばそのインターバルを挟むので、
ハイパフォーマンスで集中できるのは90分の中で15分×4くらいじゃないですかね。
90分の授業をつくる際に、ずーーーーっと本読みで集中するのって地獄ですよね。
15分は話を聞いてもらい、15分は自分でやってもらい、15分はディスカッションし、15分はグループワーク
間で与太話を入れたり、肩の力を抜いたり。
そういう構成で90分を進めていくのが理想形かと思います。
会社にも言えます。
ミーティングとかダラダラ長いのは一番よくない。
ミーティングで90分も長いですが、そんなに難航したとしても90分でスパッと終わらないと、良い答えって出にくいのです。
大事なのは15分で区切るクセをつけること。一つの議題に対して最大で15分です。
ちなみにその15分すらも集中が続かない場合は、
完全に能力としての「集中力が欠けている」ということです。
あくまで平均値かと思うので、「30分はいけるよ」って方もいますし、環境、好き嫌いにも左右されますが。
要するに、
とにかく課題発見をして、
やるときは集中してやって、
15分の間にトライ&エラーを繰り返しまくって、インターバルで座って休みつつ解決方を考えたり、次の課題を決めて、
また15分のトライ&エラー。それを最大で90分繰り返して、
90分以上練習し続けても、ほとんどの場合、あまり効率よくないからサッサと片付けて帰って、
自分の時間も大切にしてくださいってことです。
そんな感じで程よく力抜きながら、効率のいい練習をしていけたら良いんじゃないでしょうか。