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2017.12.09 大田垣 成俊
携帯電話を忘れてしまった。【トレードオフについて】

どうも、スタイリストの大田垣です。早速ですが、

 

 

携帯を置いてきてもーた。

 

 

 

とかいいつつ、別に数日くらい無いなら無いで良いんですけど。

 

 

むしろ携帯の機種変更するまでは、ほぼ半日しか電池持たなかったから、

 

 

 

午後とか「携帯=オブジェ」みたいな感じだったし。携帯使えないことは日常茶飯事でした。

 

 

 

 

 

ただ、久々にこういう機会があると、壮大な感じに「人類の道具への依存」について考えてしまいます。

 

 

道具への依存をすることで起こり得る「トレードオフ」

 

 

 

例えば、携帯がないと生きていけない。

 

 

結構、依存度やばいですよね。

 

 

でも、携帯を忘れただけで、そわそわしたり、やたらめったら騒いだりって人、いますよね。

 

 

 

 

確かに便利だし、僕も気付いたら触っていることもあります。

 

 

でも、それって色んなことを犠牲にしているんですよね。

 

 

 

 

 

  • 外でも携帯を見ることでの視野の縮小。五感の衰退。

 

携帯という便利な道具と引き換えに、携帯見ていないときでも、視野が狭まり、躓いたり、物にぶつかったり、注意力、発見力が低下している。

 

 

 

  • 自分の電話番号すら覚えられない、数字の羅列に対する記憶能力。

 

電話をかける際、登録しておけば人名のみで探せる便利さと引き換えに、10桁前後の数字に対する記憶、認識スピードが低下する。

 

 

 

  • 分からないことは本で調べたり、識者に聞くことで得る自発的行動力の欠如。

 

簡単に調べられるという便利さと引き換えに、「自分から人にモノを尋ねる」という習慣が身につかない。

 

言葉に関しても、辞書だと1ページに何個も、「単語」「意味」「関連語」が表記されているが、それが無い為、語彙力が著しく低下する。

 

 

 

またネット上では話し言葉での文章も多いため、口語体の正しい文章が書けなくなる。

 

「ら」抜き言葉(「食べることができる」の意で、「食べ(ら)れる」など)

 

「い」抜き言葉(食べて(い)る、して(い)る」など)

 

 

 

  • SNSなどによる肉声でのコミュニケーション不足による人間関係の不和。

 

簡単なコミュニケーションと引き換えに、絵文字あるかないかとか、記号、符をつけるか否かでの価値観による、感情表現の誤差。誤解。

 

 

 

  • 匿名性のある、顔の見えないコミュニケーションからの攻撃的思考の増幅。

 

 

個人という記号が曖昧になる為、荒らし、暴力的発言、炎上など起こりやすい。

 

 

 

  • 他者に対する危機管理能力の低下。

 

関わりの幅は広がるが、知らない人でも簡単に会おうとする、出会い厨みたいなのが増える。

 

 

 

 

こうやって、何かの利便性と引き換えに、マイナスになりうる要素が生じることを「トレードオフ」というのですが、

 

 

これは、それぞれ、使いこなす側がメリット、デメリットを正しく解釈した上で、

 

 

「道具として用いる」ことで、ある程度防げることではあります。

 

 

よくある言い回しをすれば、「道具を使う側になるか、道具に使われる側になるか」みたいな感じでしょうね。

 

 

 

 

 

携帯に限らず、色んな部分で感じますよね。

 

 

 

「変換機能に頼りすぎていて、漢字が書けない」

 

 

「電卓に頼りすぎて、計算間違いが多い」

 

 

「タイピング機能に頼りすぎて、字が汚い」→ほんと、コレ。

 

 

 

 

今一度、トレードオフについて考えてみる。

 

 

 

前もって言っておくと、アンチテーゼを唱えるつもりはサラサラないです。

 

 

うちの会社でも、いつしかSNSを通じた仕事の管理をするようになりました。

 

 

 

業務連絡は facebook や LINE で。とても便利です。

 

 

 

入社して数年は、FAXとかでのやり取りも多かったのですが、今となっては「よくFAXで成り立ってたな…もう無理だわ。」とか思っちゃいます。

 

 

 

でも、こういう機会に改めて「トレードオフは起こっていないか」って考えてみるのも面白いのかもしれませんね。

 

 

 

 

もしかしたら、仕事とプライベートの垣根が無くなっているのかもしれないですし、それによってスイッチの切り替えができなくなる人も出てくるかもしれません。

 

 

社会に出て間もない人は、こういった部分にストレスも感じているかもしれません。

 

 

流石に僕も、休みの日や、夜12時近くにfacebookやLINEで業務連絡くる時は、

 

 

「うわああああああああ。。。。」ってなった後に「……………。(無)」ってなります。(笑)

 

 

 

 

勿論、「プライベートと仕事に垣根なんて無い!!」っていう価値観の人もいるでしょうし、そうじゃないと本物になれないって意見も分かります。

 

 

僕もプライベートの場で営業チャンスを常々探していますし。。。それも分かった上で協力してくれる友人もいます。

 

 

が、

 

 

それはそれであくまで個人の自由。必ずしも全員が、そこが全てではないでしょうし、自分のその感覚を共通感覚として認識して他人に強く求めてしまうのは、

 

 

酷かなぁ…とも思います。

 

 

 

便利便利と与えられたままを貪るも良いですが、

 

 

たまには原点に返って、機械にとらわれない生活も良いのかもしれないですね。(とパソコンでブログを書きながら思う矛盾)

 

 

 

 

 

ということで、

 

商品開発チームのLINE、在庫担当のLINE、友人からの予約のLINE、あったら超迷惑かけます。。。