どうも、実家のカレーは世界一美味い、スタイリストの大田垣です。
先日、五日市店の忘年会がありました。
タイトルにもあるように、あえて【大田垣視点】と書いているのは、
「他にも書きたい人いるだろうしなー」ってのと、「食に関しては主観による意見の差が大きい」ってところからです。
あくまで僕の主観で、大田垣節でサクッと書くのでね、何か色々勘弁してくださいね。
フレンチについて考える。
フレンチといえば、僕の勝手なイメージは
雰囲気が美味しい。
って感じです。あと、あれだ。
錬金術系料理(謎)
ほら、フレンチ職人の人ってさ、何でもかんでもソースにするじゃん。
「おま、それどうやってソースにしたん?」ってくらいソースにするじゃん?まさかミキサーじゃないよね。
あと、ほら、
カニのムース。スモークサーモンのムース。など等。
カニ&サーモン「え、ちょっと待って、俺たち、ムースにされんの?どうやって?豆腐と混ぜんの??刺身とかじゃないの???」って彼らも思っているはずです。
必ず何かが原型を留めさせてもらえない料理な気がします。
で、とにかく、
口どけ、広がり、トロトロ至上主義。
口に入れた瞬間、舌の上でとろける。
そして、口の中に風味が広がる。固形としての風味ではなく、限りなく気体っぽく、鼻にもくる風味の広がり方。
肉は大体ほどけるように溶ける。もしくはモニュモニュ。
「フランス人は歯が駄目になるんじゃないか?」って心配です。スルメ食べた方がいいです。
結果的にそれはそれで美味しいんだけど、
正直もっと美味しい食べ方あるでしょ!!!って思うのと、
食べた感じの満腹感がない。それがフランス料理。
そんな僕が、
ミシュランガイド☆獲得店「OZAWA」に行ってきた。
美容師たるもの、良いものを見て、食べて、感じて、一流に触れてセンスを磨くべし。
という意見から、今年の忘年会は「良い所に行こう」というのがキッカケ。
僕の大好きなシシャモなんか出てきません。飲み放題もございません。
でもまぁ、そんなフレンチレストランも数えるくらいしか行ったことはないので、せっかくだし楽しもうと。(いろんな意味で)
まず、フランス料理って名前がオシャレですよね。
倒置法というか、副題みたいなのがあって。
「風と共に去りぬ」とか書かれていても「へぇー、なんだか美味しそう」って気分になれます。
季節の一口オードブル
甲殻類が早速、錬金術の餌食になっていました。。。
甲殻類特有の甘みと香りが広がって、笹のようなハーブ(多分、エストラゴン)も一緒にいただくと、より一層風味が広がり、
あーーーーん!とろけちゃうぅぅぅ!!びくんびくん(食戟のソーマっぽく)ってなります。
カブのブランマンジェとずわいがにのサラダ キャヴィア添え
今度はカブが錬金術により、パンナコッタみたいに変化していました。
豆も見事にソースに変化。カニは何とか原型を保っていました。
カブの風味がここまで強くなるのかってくらい広がってびっくり。
甘くなりすぎないよう塩味を出してバランスを整えるのにキャビアが添えてあって、美味しかったです。
コースとしてはサラダの位置ですかね。多分。サラダっぽくないけど。
川野さん撮ったら、この0.5秒後、完食してそうな写真になりました。
鰆のグリル ゆず風味 紅芯大根のピュレと共に
ポワソン。
ゆずと、紅芯大根がソースになっていますね。
これが一番美味かった。
魚なのに、肉のような食感。ほぐれる感じではなく、弾力のあるジューシーな食感でした。
どうやったらああいう食感になるんかな。低温じっくり?
和牛ほほ肉の赤ワイン煮 安納芋のニョッキを添えて
芋がニョッキ化していました。
肉がほどけるやつです。
この時にはもう、シャンパン飲み干してしまっていたので、ひたすら肉の風味をリセットすることができず、勿体無いことをしました。
モンブラン OZAWA風
安定の美味さ。さすがモンブラン。
やたらと気になるOZAWA風。
こんな感じで、オシャレな料理を堪能した僕は、家に帰って思うのです。
カップ麺食べたい。
超美味いよね。欧風チーズカレーヌードル。
ちなみに僕の一番のブームカップ麺は「チリチリ!チリトマトヌードル」の激辛ペースト全入れです。(笑)
高級なのも良いけど、そこに染まりすぎて、こういう俗っぽい味の中にある美味しさが分からなくなったり、
素直に受け入れられなくなったり、よく分からないのに高級だし雰囲気で美味しい!って言うのも俗物っぽくて嫌だなー。
と思う今日この頃です。
鰆のグリルはマジで美味かった。