どうも、スタイリストの大田垣です。
お客様の皆さん、こう思ったことありませんか??
カウンセリング、むずい。
美容師「今日、どうされますか??」
「えっ…。(なんて言えばいいんだろ…)
言ったとしても、「伝わったんかな……」
最終的にもう諦めて、「あ、前回と同じで…」
経験ある方、多いと思います。
では、カウンセリング、美容師に希望を伝えるのにどうすれば良いか。
あくまで、僕なりに考えていることをお伝えしてみます。
カウンセリングに向けてベストな準備 写真が3枚くらいある!
別に「3」にこだわりは無いですが、複数枚あるととても良いです。
写真の切り抜きや画像を持ってきてくださる方は多く、とてもイメージ共有がしやすいです。
ただ、伝える際に、
・「これでお願いします」
・「こんな感じで、私に似合うようにお願いします」
この2つの間には、とても大きな差があります。
1枚だけで「こうしてください!!」と限定してしまうと、不都合なこともあります。
似合うか、似合わないか。素材の状態を見て可能かどうか。色んな要素が絡みます。
勿論、そういった要素を加味して「これを少しこうしてみませんか?こういう理由で。」と提案させて頂きますが。
複数枚の画像を持ってきていただくことで、共通点を見つけ、その方の求めているニュアンスや、女性像、などが分かりやすく、お尋ねしやすく、
お客様のスタイルを作るうえで、その方の大事にしたいポイントが明確になりやすく、非常にイメージ共有がスムーズかと思います。
※1枚でも勿論大丈夫です
3枚探すのも面倒ですしね。
遠慮なく言葉で伝える。
なりたい形はイメージできない、というか、ヘアスタイルが分からないから、形で伝えるのは不安だし、なんならどんなのが良いか教えてほしい。。。
そんな方もいるかと思います。
でも、何かヒントが無ければやはり伝わりませんし、こちらの提案もなかなか難しかったりします。
例えば、
「キレイ系」⇔「可愛い系」
「大人っぽい」⇔「若々しい」
「クール」⇔「親しみやすい」
「爽やか」⇔「ナチュラル」⇔「甘い」
「しっとりまとまり」⇔「柔らか透明感」
他にも色んな表現はありますが、こういった「なりたいイメージワード」を投げかけるのも、とても参考になります。
デザインを考える上で、僕は数直線上で女性像の足し引きをしていくんですが、
横軸に段階的に書き出すと……
カッコイイ・クール・落ち着き ⇔ 爽やか・涼しい・大人っぽい ⇔ ナチュラル・柔らか ⇔ 甘い・親しみやすい・若々しい・フェミニン ⇔ 可愛い・キュート
こういう言葉のヒントがあるだけでも、
前髪はどのくらいの長さか、分けるのかどうか、
パーマはあった方が良いか、どのくらいの動きか、
量感はどうか、アウトラインは?ボリュームの位置は?
例えば…
ショートで、でも子どもっぽくなるのは嫌で、クールさも少しほしいけど、格好良くなりすぎるのは嫌、
落としどころは、「ややクールで爽やかショート」
そこに対して、直毛、前髪やや長め、分け目端っこ、襟足長さ残しめ。
その辺のデザイン要素が、そんな女性像を作っていると考えます。
デザインと言葉のイメージは、結構結びつきます。
幼く見られやすいので、多少前髪を長く残していて爽やか大人っぽい要素を残しながら、
ミドルからの動きで、可愛め。
アウトラインもやや前上がりで可愛め。
結果的に、キュートになりすぎず、フェミニン。
言葉だけでも、そういった女性像と、パーツ別のデザインを結びつけながら提案する事が可能です。
結果的に、自由です(笑)
投げっぱなしジャーマンみたいに、今までの話を放り投げている風ですが、
「カウンセリングの際は絶対こうしてください」ってことではないです(笑)
ただ、僕たち美容師も、希望を汲み取りたくて躍起です。なので伝えにゃ損です。
画像でも、言葉でも、擬音でも、イラストでも、歌でも、ポエムでも、和歌でも、テレパシーでも、モールス信号でも、
伝われば良し。どんとこい。
ただ、伝わりやすいかどうかは別です。
いきなり目の前で、ポエム聞かされたり、和歌を詠まれたりしたら、、、すみません。笑う自信があります。
僕は、画像数枚、もしくは女性像ワード。
その辺さえあれば、怖いものナシです。