どうも、スタイリストの大田垣です。
先日、こんな感じで「ヴェールカラー」みたいに好き勝手言ってますが、
実際、僕の中でのヴェールカラーは何を指すかといえば、
「ブリーチなしでも柔らか透明感」ってのがテーマです。
先日、講習に行ってきて、名古屋の美容院、TABOO.Kさんがされている「シークレットカラー」なるものを勉強してきました。
髪への負担を少なく、カラーの時間を短縮して、かつ、しっかり発色させる。機能性と質感表現に特化した斬新な方法なのですが、
それをしたところ、やはり凄く質感が柔らかくて良いんですよ。
薄っすら白く透明なヴェールを纏った質感。触ってもサラッと柔らかい。
そんなこんなで、響きが良いから勝手に「ヴェールカラー」と呼んでいます。(笑)
つまり、本当の名前は「シークレットカラー」です本当にすみません。
で、染めてみた。
妊婦さん。安定期に入ったからやっと来れた…ということで、カラー自体はなんと5ヶ月ぶり。
根元がだいぶ伸びてしまっていて、毛先に行くにつれて、ダメージの差などから褪色しています。
特に表面に関しては紫外線などをモロに浴びるため、ハイライトのような感じに褪色。
つまり、写真でも分かるように、ナチュラルにグラデーション化しています(笑)
さて。
グラデーションに褪色→妊婦さん→次いつ来れるか分からない→コテで巻く
これを考えた際、このグラデーション感をそのまま活かしてみることにしました。
グラデーションは根元が暗めなので、伸びてもプリン化が目立ちません。
仕上がりはこちら。
いい具合にハイライト感も、巻いたときの立体感として活きています。
褪色したオレンジっぽさも抜けて、ヴェールカラーにより、透明感のある仕上がりになっています。
ヴェールカラーの向き不向き
ヴェールカラーは透明感の質感に特化した工夫をされています。
なので、中~高明度のカラーは得意ですが、
逆に暗めでの表現は少し苦手分野となる技術かと思っています。
発色としては、淡い感じが得意なので、ベージュ系のカラーが非常に良い。
特にアッシュベージュなどの寒色系ベージュの表現が得意です。
逆に、パキッとした鮮やかな赤やピンクなどは、少し苦手かもしれません。
普通のやり方で染めたほうがいいです(笑)
ブリーチをしなくても2~3回と期間をかけて染めることで、ダメージレスで明るくすることができ、その後の暗め透明感が表現できるベース作りを可能とします。
今のところ、通常通りの価格でさせていただいております。なので希望に合わせて、ヴェールカラーが合うようであれば、こちらから技術の提案はさせていただきますのでご安心を♪
春の麗らかな雰囲気を、ヴェールカラーで過ごしてみませんかー?