こんにちは！ブリーチを使ったヘアカラーが得意な美容師、坂井泰平です^^
2020年春ですね
2020年3月、今年も高校を卒業して初めてのヘアカラーを求めてご来店いただいております✨
もし、初めてのヘアカラーをしたい！と思っている方はこちらの記事をご覧ください☺️
さらに詳しい記事はこちらを
詳しすぎてわからない！と思った方向けに簡単に書いてみようかなぁと思います！
ヘアカラーをすると髪が痛む
まずこれは絶対条件なのですが、ヘアカラーをすると髪は痛みます
髪の毛はタンパク質でできていてヘアカラーやパーマをすると薬剤を使って髪の毛を変化させるんですが、その際内部のタンパク質が流出/破壊されてしまいます。
髪の毛って海苔巻きに例えられることがあるのですがつまりは、髪のダメージとはご飯がポロポロ落ちていく状態です?
枝毛などは表面のキューティクルの剥離、つまり海苔が剥がれてしまった状態
崩れてしまった海苔巻きって放っておいても勝手に元どおりになってることないですよね？
髪の毛も同じで元の完璧綺麗な状態に戻ることはないんです^^;
ですがそのダメージと引き換えに髪の毛を明るくしたり、おしゃれを楽しめるということですね♪
髪を明るくするということは
髪の毛はメラニン色素があるから黒く見えます
つまり…真っ黒なご飯だと思ってくださいw
海苔は透明をイメージしてくださいねwww
その真っ黒なご飯の巻き寿司
最初はどう見ても真っ黒ですよね
では黒いご飯粒を少しずつ少しずつ取り除いていきます
そうすると..
薄ら真ん中の卵の部分が見えてきて黄色く見えますよね！？
真っ黒いご飯が全部なくなると完全に黄色に見えます！
つまり、メラニンを破壊することで髪の毛は明るく見えていくんです！
これが脱色です
色を入れるということ
ヘアカラーには続きがあって、脱色後に希望の色になるように染色していきます。
アッシュ、ベージュ、ピンク、オレンジ、カーキ…等
ここで色というのはトーン（色調）というものがあります。
ペールトーン、ライトトーン、ビビッドトーン、ダルトーン、ダークトーンなど…
ヘアカラーで言うとトーンはレベル、明るさで表現することもあります！
高明度になるほどブリーチが必要です
ヘアカラーに置いてのビビッドも出来る限り明るくしておいた方が叶いやすいです！
この表で言うとダーク〜ダルトーンあたりがナチュラルなヘアカラー材で作れる色なのです。
アッシュブラウンとか、ピンクブラウンとかあくまでのブラウン領域の色味
ペールトーン、ライトグレイッシュ、グレイッシュ、ダークグレイッシュあたり
これは1度明るくした髪に対してペール〜ライトは淡く、グレイッシュ〜ダークグレイッシュは濃くビビッドな染料を入れることで叶う髪になります。
いわゆるグレージュ、ブルージュ、アッシュグレー などが低明度、低彩度なヘアカラー領域。
だんだん難しくなってきてますね?笑
つまり、ブラウン味を感じるヘアカラーにしたい場合はブリーチなし?♂️
透明感を感じるカラーにするときはブリーチあり?♂️
の方がいいです！
今回のオーダーは？
さて、今回のお客様です！
正真正銘、初めてのヘアカラーと言うことでご希望は根元グレー〜毛先がホワイトアッシュなヘアカラー✨
腕が鳴りますw
このように完全地毛！すばらしいですね！
ホワイトまで到達するつために
と言うのもホワイトブリーチ
メラニンを完全破壊することで完成する恐怖のヘアカラーです！！笑
以前の記事で髪の毛のHPということを書きました
体力が0になると髪の毛は溶けます
その手前でもかなり髪の毛が乾きにくくなってしまったり、濡れた状態で引っ張ると伸びてしまうということも…?
海苔巻きだとご飯が完全になくなると最早海苔巻きではないですよねw
つまり、それだけのブリーチに耐えうる毛でないとホワイトブリーチはできないんです?
元もの髪の状態が綺麗であれば綺麗であれば綺麗であるほどホワイトブリーチの完成度は高まります！！
伸びたときにできるだけ気にならない方がいい
ブリーチをすると明るくなるわけですが、生えてくる髪は黒いですよね?
いわゆるプリンってやつです
ホワイトブリーチ等ハイトーンのブリーチは黒とのレベル差が14〜15レベルあります。
それだけ違うとどうしても根元が少し生えてきたら気になる…というふうになってしまいます?
そこで！
今回はできるだけスパンを開けたいというご希望でしたのでバレイヤージュというテクニックを使ってブリーチをしていきます✨
バレイヤージュとは！？
ホウキの毛って意味でしたっけ？
刷毛をホウキのように掃くように塗布することでブリーチの境目を極端にボカすやり方です✨
左が通常のヘアカラー
右がバレイヤージュです（イメージですw）
左の状態だとブツっと突然色が変わって見えますが右のイメージだとどこから色が変わっているかが紛れてくれるのでランダムな感じになります✨
デザインによって選んでいくといいですね♪
今回はバレイヤージュで2回、フルブリーチをしました。
根元に地毛を残すことで根元が伸びても気になりにくいベースが完成します
イメージとしては
こんな感じで根元の地毛、少し明るくなっている部分、ホワイトの部分を作ります。
これがベース作り
ケアブリーチでバレイヤージュ、1回目
まずはブリーチ
このように根元がランダムに残ってます
毛先は16Lv程度まで明るくなりました✨
ケアブリーチでバレイヤージュ2回目
こちら！
かなり神経をすり減らしながら2回バレイヤージュが完成しました！
毛先も18Lvを超えてくれていていい感じです✨
そこで
こういう感じにしていくのですが
①ブリーチなしのアッシュグレー
これはオルディーブアディクシーのサファイアでアッシュグレー に
こういうときにオルディーブアディクシーは完璧な薬剤です
②ブリーチありのアッシュグレー
ここもオルディーブアディクシー
サファイアとグレーパール、アメジストも使ってます◎
青、グレー、紫でグレージュに見せます！
ここで①と②なのですが仕上がりではほぼ色の変化は見えません?
ですが、色が抜けたとき、褪色したときに地毛も合わせて絶妙なグラデーションになってくれるんです✨
地毛〜①が抜けてダークブラウン、②が抜けてブリーチ毛そして毛先のホワイトまで綺麗にグラデーションになります！
③ここにはホワイトのレシピを
シルバー、クリアを使って完璧に仕上げます！
ここで一番難しいのは②の薬が毛先につかないようにすること?
ここが少しでもついてしまうと台無しに?
ではお待ちかねの仕上がりです！
地毛からブリーチ！ホワイトカラーのアッシュグレー グラデーションカラー！
こちら！！
控えめに言って美しい✨✨✨
この仕上がり！！
新たに開けたピアスともバッチリ✨
いやはや、大満足していただけました?
実はこれから美容学校へ通うそうなのでぜひとも頑張って欲しいものです！！
応援してます♪
この記事を書いたのは…
PROSOL五日市店店長、坂井泰平
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