どうも、スタイリストの大田垣です。
今回はこの度、春から専門へ通う男性のお客様。
出会いは、一人で飲みに行くバーで知り合ったお父さんが、紹介してくださった息子さん。
中学の卒業を機に、そこから3年ほど、携わらせてもらっています。
3年前(初来店時)・王道ツーブロック
初めて来た時は、王道ツーブロック。
1000円カットとの違いに感動されていました。
高校の三年間は校則もあり、引っ掛からないギリギリを攻めるツーブロックをし続け、
(限りなくセーフに近いアウト)
2年前(夏休みくらい)・スパイキーベリーショート
長期休みには隙を見て、スパイキーにやらかした。
勿論、「え、ほんまに大丈夫なん?俺は責任持てんで?知らんで?(笑)」
って、一応言うけど、
「大丈夫ですよ大田垣さん!なんか言われたら、美容師さんにやられたって言うんで!」
「俺のせいか……!!!
…じ、じゃあ……大丈夫か!!ゲヘヘ!!!(°∀°)、」
結果、こんな感じで、限りなくアウト寄りのアウト。
なんなら本人の希望もあって染めた。絶対大丈夫じゃない。
現在(校則からの解放)・韓国系刈上げマッシュ
で、晴れてこの度卒業し、自由を手に入れた彼は、
最近は韓国系の重めにハマっているらしく、
こんな感じを維持しています。
写真はないけど、前回は前下がり気味のスタイルだったので、少しクールな感じでしたが、
今回はフラットに設定。
同じ刈上げ系のスタイルでも、断然、印象が変わりますね。フラットに設定したことで、印象がだいぶマイルドです。
重めのスタイルでも、質感ってすごく大事で、このスタイルも一歩間違ったらキノコです。
重さは残っているけど、どこか爽やかな軽さもある、そういう調節もしっかりしています。
ちなみにスタイリング方法
通常はセット力の弱いワックスで良いと思いますが、
彼の髪は少し固めなので、オイルとハードワックスを使います。
オイル:ハードワックスを3:1くらいの割合で混ぜ、
全体にワシャワシャ付けます。
ただ、これだとしっかりした束感が出てしまうので、ボリュームを潰し過ぎないように、表面をなでる様にクシを通す。
これをすることで、細かい束感が出て、フワッとした質感の素髪っぽいナチュラルなスタイリングになります。
余談。
カット中にお話してくれました。
ある時、1人でファミレスに食べに行って、席へ案内されたときに、
店員さんが、自分を見て「あっ!!」と言って、何処かへ去っていったそう。
ポカーン…としてたら、その店員が小走りで帰ってきて、メニュー表を渡してきた。
見てみると、ハングル文字だった。
「あ、いや、日本語で…(笑)」と断ったらしい。
狙い通りやん(笑)
そんな面白いエピソードを聞けました。
なんか、こうやって写真を並べてみると、
お客様自身も成長し、大人っぽく洗練されてきてるのをとても感じます。
さて、次はどんなオーダーがやってくるか見物ですね!!(°∀°)