どうも、スタイリストの大田垣です。
前回に引き続き、クセ毛についてクローズアップをしていきます。
クセ毛の扱いの難しさって、クセ毛の人にしか分からないですし、
なんなら、クセ毛に悩む方は、「クセ毛の難しさが分かるだけで、扱うとか無理だわ」って方が多い。
これは僕が美容師になる前から、長年のクセの悩み、実体験から習得した、クセ毛の人に送るバイブルだと思ってください。
(正直、あまり知られたくない。)
※クセといっても、非常に強いものは該当しません。。。
他にも、湿気にやられたり、汗をかいたりしたら、効果を失います(笑)
あくまで、スタイリングで上手くいくための方法。
僕のクセにまつわるエピソード。
僕は美容院、嫌いでした。(笑)
理由は色々あります。
おでこ広いって言ってるのに、シャンプーした後、オールバックにされて案内されるし、
希望のスタイルの伝え方が分からなかったし、
おでこ広いって言ってるのに、「そんなことないっすよー」と言われて、結果、短くされて、スタイリング迷子になってるの伝わってくるし、
というか、大体、スタイリングで迷子になられ、ワックスの付いた手で延々と触られ、クセが出て、束になって、変な隙間になる。
そんなことが多かった。
結果的に大学では、美容院には半年に1回しか通わなくなり、間は自分で切っていた。
しかし、ごく稀に、「あ、良いかも!」という美容師に当たる。
クセ毛を扱うにおいて、上手くいく場合と、上手くいかない場合には、大きな違いがあることに気付いた。
クセ毛の乾かし方の間違った真実。
クセ毛を伸ばして乾かそうと思うと、どうしますか?
「引っ張って乾かしてください。
温風で引っ張って、そのまま冷風で冷ますとキープできますよ。」
そんな風に言われたこと、ありませんか?
これが間違いというわけではないのですが、これだけを重視するのであれば、30%くらいしか正しくないと思います。
これを鵜呑みにして実践したとき、こういう経験ないですか?
太い束になって、変になる。特に前髪。
僕はそれでした。美容師さんも説明しながら実践して、やたら手グシで引っ張る。
こういう乾かし方をされたら、「あ、たぶん今日のスタイリングは上手くいかないな…」と悟るほどに。
仕上がりはやはり不自然。
これ、おそらく、手の油分か何かが原因で、束になってしまうんだと思います。
ポイントは2つ。
①最初は温風を当てつつ、地肌をシャンプーするように指先でガシガシ擦りながら、激しく動かす。
②ある程度乾いたら、手グシは指先ではなく、指の付け根までガッツリと、色んな方向から地肌に手全体を沿わせるようにして通す。
(イメージ分かりにくいだろうから、探してみたら、なんか良いフリー素材があったw)
↓ こんな感じ。ただ、濡れすぎ。ある程度乾いてから。
これを右→左、左→右、下→上、上→下、斜め、色んな方向でガッツリやる。
引っ張るのは最後の最後、残ったクセをチョロっと。
比較検証してみた。
case.あまり手を使わずに乾かした場合。
Before
After
case.①②を徹底した場合。
Before
After
引っ張ったりは全くしておりません。
でも、乾かすときにしっかり根元を動かすだけで、クセの収まり、ツヤの具合など、大きく変わります。
クセに悩まれる方は、一度、手で引っ張るメインの乾かし方はやめてみましょう。
激しく動かすほうが、乾かすのも楽で良いですよ!!
いい加減、髪伸びすぎなので、切りたいです。。。