どうも、スタイリストの大田垣です。
先日、久々にお客様にインナーカラーをしてみました。
インナーカラーで大切なこと
人により様々かとは思いますが、僕が考えていることは、
「どんなシチュエーションをイメージしているか」をしっかりお伺いする事が、とても大切だと考えています。
具体的にどういう事かというと、
耳に掛けた時に見えるのが好きなのか。
後姿で透けて見えるのが好きなのか。
結んだときにワンポイントで見えたほうが良くて、あまりムラッぽく広範囲に渡るのは嫌なのか。
それによって幅を変えたり、場所を変えたり、考える必要はあります。
今回のお客様は、最近引っ越して来られて、初めてPROSOLへご来店してくださった方。
以前も淡いピンクのインナーカラーをチャレンジしたけど、全然、インナーカラーを感じられなかったそう。
今回はしっかりそういったお話を伺って、どんなシチュエーションで発揮したいかも聞いて、カラーデザインの決定をしました。
耳に掛けたときにも見えたいし、
下ろしていても見えたい。やった感はちゃんとほしい。
結ぶことはあまりないから、下ろしているときメインのデザインにしてほしい。
そういった要望だったので、耳後ろ~後頭部だけではなく、耳周りのもみ上げ~後頭部の範囲に。
やった感が欲しいので、ピンクを入れるためにブリーチでしっかりめに色を抜き、強い色が入りやすいようにします。
思ったとおりの仕上がりだったようで、大変喜ばれていました♪
僕個人の配慮としては、「淡いピンク」ではなく「濃いめのピンク」を入れています。
ブリーチをすると、色をキープする力は弱まり、淡い色を狙って入れると、「仕上がりは理想どおりだったのに、1週間で金髪に戻った」という場合が起こりやすい。
濃い目の色を入れても、褪色の過程で結局、金髪に戻っていきます。
それなら「濃い目→やや淡い→淡い→金髪」というように長く楽しめたほうが良くないですか?
褪色という言葉に対してはネガティブな印象を持ちがちですけど、
「褪色=汚い色」では決してないということは知っていて欲しい。
鮮やかな色は、褪色していく過程も綺麗なので、その褪色も楽しんでいただけたら嬉しいです。
抜けきったらまた新たに違う色を入れてもいいと思いますし、楽しみ方は色々ですね。
ピンクなら可愛い印象なので、毛先を巻いたりして可愛さを上乗せしたら凄く合いますし、
アッシュのようなブルー系であれば、案外ストレートで、シンプルに耳に掛けるだけとかもお勧めです。
この夏、インナーカラーで一味違うデザインを楽しんでみませんか??