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2020.10.06 大田垣 成俊
【ガチ知識】ヘアカラーのダメージについて本気で解説してみる【ヘアカラーという名のジェットストリームアタック】

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

唐突ですが、ヘアカラー楽しんでいますか??

 

全国の美容院のヘアカラー事情において、感覚的な数字ですが、ご来店のお客様の50%~70%くらいの方がヘアカラーをされます。

 

メンズや学生を除けば、9割くらいの方がヘアカラーをされているのではなかろうか。

 

つまり女性は、最低でも9割の方はヘアカラーによるダメージに晒されているのかもしれない。

 

 

ってことで、ヘアカラーのダメージを徹底解説してみます。

 

 

カラーのダメージを引き起こす3つの要素 ジアミン・アルカリ・過酸化水素

 

※「成分」ではなく、「要素」という言葉を使うのは、アルカリは成分名ではないからです。「アルカリ性の性質を持った成分」が入っています。

 

絶対悪ではないにも関わらず、シャンプー剤において「シリコンが悪!!」みたいな風潮のように、

 

「ダメージするなら入れるな!!」という声も聞こえてきそうですが、「必要悪」という言葉を盾に解説してみます(笑)

 

 

ジアミンの役割と、引き起こすダメージ

 

ジアミンが引き起こす最も大きなダメージは、「アレルギー反応」です。

 

これが原因で、痒くなったり、ひどい場合は被れたりします。

 

アレルギーなので、もちろん平気な人もいますが、最初から無理な人もいますし、蓄積して発症するケースもあります。

 

 

一方、ジアミンの役割は「発色」です。色を表現する上で必ず使われております。

 

どんなに「髪や肌に優しい」とか、「オーガニックです」とか謳ったところで、現状、「発色あるところ、ジアミンあり」です。

 

 

 

 

白色ですら、ジアミンは入ります。

 

勿論、メーカーをディスっている訳ではありません。必要なわけですから。

 

 

 

こちらは「オーガニックカラー」で、さらにダメージを抑えるために「ノンアルカリ(アルカリなし)」のカラー剤。

 

どんなに優しい薬でも、発色が伴えば、ジアミンは入っています。

 

 

メーカーの企業努力により、ジアミンフリーのカラー剤も近年では耳にします。が、やはりあまり発色が良いとは言えません。

 

 

 

こちら、「C13-CL」という薬ですが、色は「透明」です。他のカラー剤と混ぜて、薄めるときに使う薬です。

 

透明なので発色は要りません。なのでジアミンが入っていないのです。

 

 

 

こちらもジアミンありません。ヘアマニキュアです。この後に説明するアルカリでもない薬剤です。

 

 

アルカリの役割と、引き起こすダメージ

 

アルカリの一番の役割は「浸透力」です。

 

髪の毛はアルカリ性に片寄ると、キューティクルが開きます。

 

マツボックリを思い出してください。

 

弱酸性(正常)だと閉じたマツボックリ。アルカリ性だと開いたマツボックリ。

 

アルカリによって開くことで、そこから薬剤を浸透させていく寸法です。

 

アルカリを用いていないヘアマニキュアは、内部浸透せず、表面を色でコーティングすることで染めています

 

ノンアルカリの薬は、「もう今までのアルカリダメージによってキューティクル開いているから、余分に開ける必要はないよね?」って意味だと考えてください。

 

 

アルカリの主なダメージは、「キューティクルが損傷すること」と「それが残留すること」です。

 

ここで、軽く注意なんですが、超メジャーなアルカリ性でいえば「アンモニア」とかがそうですけど、アンモニアって揮発するんですよね。

 

匂いって気体みたいなもんなんで、ツン…と匂うのは、揮発しているからです。

 

 

匂いが苦手…という方も多く、近年では匂いが気にならないカラー剤も出てきていますが、

 

場合によっては、それが揮発しないアルカリだったりする訳です。

 

 

揮発するアルカリと、揮発しないアルカリ。

 

残りやすいのはどちらでしょうか??

 

 

 

まだ、刺激臭に違う匂いをぶつけて、匂いを変えるのは良いのかもしれませんが、匂いを消すのはあまり信用できないかも??

 

 

過酸化水素の役割と、引き起こすダメージ

 

過酸化水素の役割は「薬剤の反応」と「脱色」です。

 

 

カラーを作るときは、1剤(カラー剤)と2剤(オキシ)を混ぜることで反応が始まるのですが、

 

1剤の役割は「発色(ジアミン)」と「浸透力(アルカリ)」で、

 

2剤の役割は「脱色(過酸化水素)」です。

 

 

この過酸化水素が、アルカリによって開けられたキューティクルから浸透していき、

 

メラニン色素を壊していくから明るくなるのです。加えて、空白になったメラニン色素があった場所で、ジアミンによって色素が発色するのです。

 

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ナッツのジェットストリームアタック | Bar11 (バーイレブン)

 

こんな説明、もう僕にはジェットストリームアタックにしか思えません。

 

多分、アルカリがガイア(先頭役・リーダー)で、過酸化水素がマッシュ(2番目。最初に死亡)で、ジアミンがオルテガ(フィニッシュ役)ですかね。

 

ガンダム大好きです。Zとポケ戦とUCが好き。

 

 

 

日本の美容院で使っている過酸化水素には、3%、4.5%、6%があります。海外ではもっと高い%もあります。

 

日本で6%が最大なのは理由があります。

 

 

過酸化水素は劇薬だからです。

 

30%くらいの過酸化水素が皮膚に付着すると、白くなります。

 

脱色…っていうかそれ、火傷です

 

 

肌が弱い方は、この過酸化水素でただれたりもします。

 

で、ダメージ具合によって、%を使い分けるのですが、これが市販にない部分ですね。

 

 

つまり、市販のカラーは??

 

市販で染めている人は、%の塗り分けはありません。

 

繰り返し必要以上の強さの過酸化水素で脱色しつつ、

 

それだけ分、強い発色が求められるから、ジアミンによる負担もでかい。

 

 

そういう理解をしていただけたら、大体あっていると思います。。。

 

 

まとめ

 

どうでしょう、ヘアカラーのメカニズム、ご理解いただけましたか??

 

「必要悪」という言葉がピッタリですね。

 

 

これらをなるべく影響させないためにも、ゼロタッチ技術だったり、そして…

 

【初めてのお客様が絶賛】ゼロタッチが凄い【シュッとしている頃の動画もあるよ!笑】

 

 

連邦(メーカー)は秘密兵器の開発にも成功しました。その名も…

 

 

 

 

 

 

 

「機体名 RX-78-2 コードネーム、ガンダム」………!!!

 

 

ざわざわ”する日も、心書があるさ ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ | 神戸 インフィニティ・エンジェルヒーリングと神の筆文字で癒す〜Mayumi♡

違います。

 

 

髪質改善カラーです。

 

ってことで、この説明はまたの機会に。

 

 

 

ダメージという面で嫌われながらも、今日も僕はお客様の髪にジェットストリームアタック。

 

これを読んでいるあなたの担当の美容師も、実はあなたの髪にジェットストリームアタック。

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