どうも、スタイリストの大田垣です。
最近、ヘアカラーの仕組みを分かり易く解説した(つもり)。
「ジアミン」「アルカリ」「過酸化水素」は、
影の功労者でありながらも、引き起こすリスクから非常に疎まれる存在であります。
メーカーも日ごろの研究努力から、こういったリスクに対しての処理剤を開発しており、美容室向けに色々な商品を紹介してくれます。
どれが優れていて、どれが劣っている、という話をするつもりはないのですが、9月から始まった「髪質改善カラー」は、
これらの3つを、かなり高いクオリティで処理しながら、トリートメントを浸透させ補強し、美髪を作っていきます。
今回は、何がどう作用して、どういう流れ、手順でお客様に提供しているのかをお伝えします。
1.ヤクジョスイをかけ、髪に馴染ませる。
まずはこちら、
1枚目が業務用。2枚目が家庭用。不思議な水です。
詳しくは「ヤクジョスイの実験をしてみた」をご覧ください。
触りの内容を言うと、これは高機能アルカリ還元水で、
クレンジング、浸透補助、保湿保水の3つの働きを持っております。
こちらのヤクジョスイを、カラーの前に髪に吹き付けておくことで、髪に付着している汚れを落ちやすくしならがら、薬剤の浸透を補助します。
頭皮にもつけることで、あらかじめ保湿され、皮膚の保護にもなります。
2.専用トリートメントをカラーに混ぜて塗布する。
こちらを混ぜます。
あらかじめ付けておいたヤクジョスイが、毛髪内部へ浸透するための通り道を作ってくれているので、
それを利用し、カラー剤の色素とトリートメントの栄養素を、カラーをしながら内部浸透させていきます。
この時点で、塗った感触もかなりツルッとなります。
3.シャンプー前に専用の後処理剤を塗布。
こちらですね。これも専用のもので、販売はしておりません。
こんな感じで泡状で出てきます。
十分な発色がされたうえで、最後のダメ押しとしての発色の促進効果と、ジアミン、アルカリ、過酸化水素を1分で中和します。
これについてはこちらをご覧ください。
髪についたカラー剤自体も、モコモコとした泡状に変わっていき、お湯で流すだけでも落ちやすい形状になります。
この段階で、クシ通りも良くなり、絡まなくなります。
この泡をする前にヤクジョスイを再度、噴きかけると更にしっとりした質感になります。
スタイルによって求める質感が異なるので、スタイルや髪の状態に合わせた処置をします。
4.シャンプーとトリートメント。
泡状に分解されたカラー剤を手早く流した後は、普通にシャンプー。
流しをかなりしっかりした後。
トリートメントは濃度の高い特殊なものを使います。
カラー剤に混ぜたやつなんですけどね。(笑)
で、これを付けるときに一工夫。
ただ単純に付けてもいいんですけど、
シャンプー台にお湯を溜め、そこに溶かします。
それを頭全体に何度も掛け回し、手触りがツルッとなった段階で、
流さずに、そのままタオルで拭いて仕上げます。
ここで流さないから、事前にかなり流す必要があるのです。
こういう付け方は通常のトリートメントも結構有用で、満遍なく、ムラなく髪を保護できます。
意外と手で付けただけだと、髪の毛全体に行き渡っていなかったりするので。
5.仕上げのヤクジョスイと、洗い流さないトリートメント。
またヤクジョスイの登場です。
ここでの役割は、浸透補助+保水・保湿。
髪に噴きかけ、クシで馴染ませた後、
このクリームを付けて、クシで梳き、乾かします。
このクリームは、2.4.で使ったトリートメントの家庭版みたいな立ち位置で、
相当優秀。
僕の、ブリーチでボワボワのクセ髪がかなり納まります。
お風呂で流すトリートメントとしても使えますが、流さないものとしても使ってもべたつきません。
そして、かなり日持ちがいい。かれこれ使い始めて4週間くらいになりますが、1日1プッシュ使っても全然減らない…。
まだ4分の1、5分の1くらいしか無くなっていません。
正直、商売的には…アレです(笑)
結果、こうなります。
実は広島発!?
実はこのヤクジョスイを取り扱っているのは、「株式会社 FLAG SYSTEM」という広島の会社だったりします。
https://www.youtube.com/watch?v=AJMhp-fA5wo
実際に講習に来てくださった代表の方が、You tube で肌への使い方でお話をしております。
今では全国的に引っ張りダコのようで、
広島からこういう良いものが発信されると、なんだか嬉しいですね♪
既に導入されているサロンからは、「半年後の髪がマジで変わる!!」という声が多数挙がっております。
育てるツヤ髪、遅いなんてことはありません!!
是非、1度はお試ししてみてください♪
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