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2020.12.04 大田垣 成俊
【失敗しないツーブロック】剛毛多毛クセ毛のメンズカット

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

今日は先日来られた男性のカットの話。

 

オーダーは「バッサリいきたい。刈り上げてツーブロックとか」。

 

 

状態はご覧のとおり、、、

 

 

多毛、剛毛、クセ強です。

 

こういった髪質をお持ちの方、いますよね。

 

刈上げで失敗しないために。

 

こういうボリューム出る気満々の髪のメンズカットで注意すべきなのは、とにかくバランス。

 

放っておいても広がるので、その広がりを自然に成り立つ範囲で、庭木の剪定のような感覚でデザインを作っています。

 

 

ボリューム出る髪のツーブロックで、よくある失敗は「刈りすぎ」ですかね。

 

クセ毛に限らず、この「刈り上げ」には色々なポイントがあります。

 

 

「刈り上げだからバリカンやりゃ良いから簡単!」なんて言ってると、やらかします。

 

 

この「刈りすぎ」には、「長さを刈りすぎ」なのと「幅(高さ、範囲)を刈りすぎ」の2つの要素があります。

 

では、具体的にどうなると失敗なのか。刈り上げによる二大失敗を紹介します。

 

失敗① ムラが出る。

 

例えば、このくらいクセが強めの場合で、僕が思うよくある失敗例は、「ムラが出ること」。

 

 

クセが強めな方は、割と生え際からクセが出ており、

 

「長さ」の面で、短く刈れば刈るほど、生えている方向が顕著に現れ、地肌の見え方にムラができます。

 

多少の長さ、厚みを残しながら刈る方が、個人的にはオススメです。

 

 

他にも髪が細い子どもの刈り上げもムラになりやすいので注意。

 

特に小学生低学年以下の子ども。後頭部の首付け根の窪みが、肉が少なく筋張っているのでムラが出やすく危険。

 

こちらもソフトに刈るほうがミスになりにくいです。

 

 

 

他にもバリカンは直線的なのに対して、頭は丸みや骨格による凸凹があり、そこを見落とすとムラになります。

 

後頭部や耳の後ろの骨の出っ張り。この辺を注意しないと、そこだけ薄く刈りあがります。

 

 

失敗② カッパ。

 

そもそもボリュームが出やすい人によくありますが、

 

短く刈りすぎると、毛がある部分のボリュームと、

 

刈った部分の空間のコントラストが強くなるため、

 

 

カッパになります。

 

 

カッパ化の原因に関しては、長さ以外でも、幅によるものもよく見ます。

 

初来店のメンズで「前回ツーブロックにしたら、横が浮くんです…」という悩みを持つ方も結構いますが、

 

特に1000円カットでツーブロックをオーダーした方に多い気がします。

 

 

傾向として、1000円カットは幅を刈りすぎ問題ってあるのだろうか。

 

 

大体刈り上げ位置が高い。

 

まだサイドは上に向かって生えないけど、眉毛より上くらいになってくると、多少上にボリューム出るように生えています。

 

そんなところまで刈ってりゃ、そりゃボリューム出るでしょ。

 

 

この場合、応急処置は出来ますが、ある程度伸びない限りはすぐには直せません。

 

 

 

まとめ

 

浮きやすい方、クセでボリューム出る方、かなりの直毛の方、子ども、この4名は、刈り上げの長さ、幅は要注意です。

 

こと、サイドに関してのツーブロック刈上げ幅パターンを大まかにまとめてみました。ベースはこれで、あとは人に合わせて様子見です。

 

 

 

多用するのは①~④まで。

 

の状態で来られる方がいますが、これが1000円カットの刈り上げパターンな気がします。僕は怖くてしません。

 

ツーブロックではなくて、上まで刈り込む時は使いますが。

 

④も、被せる髪の長さが十分ある人じゃないと、あまり使いません。

 

 

 

今回は②~③のパターンですかね。ソフトめに刈って。

 

ボリュームが出やすい方は、ツーブロックにするなら、幅は狭めがオススメです。

 

今回はその典型。ツーブロック感は欲しかったので、横は少し短めに刈りましたが、だいぶ余力は残しています。

 

 

後ろは、横とのツーブロック感を出すために、かなり残しめで刈りました。むしろ刈ったと言っていいのか疑問な長さ。

 

このままのクセを活かして、ジェルでツヤ感を出せば、それだけで色気のあるパーマスタイルになります。

 

素材を活かしたメンズカットで、強いクセでお悩みの方は、ぜひご相談ください♪

 

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