どうも、スタイリストの大田垣です。
今日はセットの話。
卒業式セット、成人式前撮りセット、コロナ明け結婚式お呼ばれセット etc…
そんな感じで、そういう時期ということもあり、
先月はセットしまくっていました(笑)
ほんの一部を紹介。
飾りに負けない奥行きのボリューム感を。
飾りが1色で、サイズも大きく、しっかりとした赤なので、
コンパクトにしすぎてしまうと、飾りの主張に負けてしまうので、奥行きが出るようなシニヨンにしました。
編み下ろしている部分以外にも飾り感を。
個人的には珍しい編み下ろし。
後ろに落とすのではなく、サイドに落としたいということだったので、そこに到るまでの後頭部の流れを綺麗にしました。
ピンクの花の飾りがとても可愛かったです♪
編み下ろしは四つ編みにしようか迷いましたけど、
後ろでしっかり飾りっ気も作った上で四つ編みを組み込むと、毛量も多く、ゴテゴテになりそうだったので、三つ編みにしました。
ハイトーンなカラーは立体感が出やすいので、崩しアレンジとの相性バツグン!
ハイトーンで、シルバーに近い薄ベージュ。
ヘアアレンジは、髪の明るさが明るければ明るいほど、立体感が増します。
これを活かさない手はありません。
仕込みの際に行う波巻きをいつもより強めにして、
崩したときに立体感が一層出るようにしました。
ちょっとした拘りですが薄いピンクのインナーカラーもあったので、
編み込みの際に シルバー→ピンク→シルバー→ピンク となるように綺麗に分け取り、ロープ編みにしております。
シルバーヘアーに対しての青や紫の飾りがとてもマッチしていて素敵でした!!
ヘアセットの際に気をつけること。
まずは長さですね。
基本的には「長くないとセットが出来ない」という認識だと思いますが、
「長ければ長いほうがいい」という意味とは異なります。
たまに、腰くらい伸ばす方もいますが、
長すぎる髪をまとめようとすると、ゴツゴツ硬いスタイルになりやすいです。
崩しをしっかり入れようにも、元々の長さによるボリュームがあるので、やっぱりゴツゴツすることが多いです。
「(セットするのに)もう髪の毛いらないんだけど、余ってしまった。これ、どこに収めよう…」みたいなことが起きます。
じゃあ、具体的にどの長さがいいのって話になりますが、胸中くらい、肩甲骨くらいの長さが、
ある程度なんでも出来る万能な長さかと思います。
セット用に伸ばされている方は、参考にしてみてください♪