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2021.09.29 大田垣 成俊
【このボブ、思ったのと違う……】ボブの落とし穴・その2

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

前回、前々回と、何を思ったのかボブについて熱弁しています。

 

 

前々回

 

【カウンセリングで失敗しない】ボブの種類が多すぎて混乱する方へ

 

前回

【このボブ、なんか似合わない…】ボブの落とし穴・その1

 

 

 

1つに書くには長すぎるので分けております。

 

ってことで、今回は「落とし穴その2。」

 

 

ボブの落とし穴、その2 : 写真の角度、首の角度

 

 

これ、結構ある。

 

なんならこれ、僕も混乱する事ある。

 

 

バリエーションを増やす為、ネットの写真を使わせていただきますが、

 

 

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左の毛を信じれば「あごライン」。右の毛を信じれば「あご下」。

 

では正面向いた時の、実際の長さはというと、、、

 

あごやや下。

 

まぁ、そりゃそうよね。これだけ首をかしげてたらそうなる。

 

まさかこれを見て、「左右の長さ違うじゃん!!!」って思う人はいないと思うが、

 

首の角度でそういう錯覚に陥ることはあるのです。

 

 

 

 

例えばこの写真と、この写真。

 

 

 

同一人物で、撮る角度が違い、首の角度が違うだけ。

 

左は僕がオフショットで撮った写真。

 

右は本番で撮った写真。

 

 

左は僕は少し見下ろす形で撮っていて、

 

右は真横で撮っています。

 

 

 

左の方が長く感じて、右の方が短く感じませんか??

 

特にあご基準で考えた時に、右を見たら、「あれ?思ったより短くアゴ上まで切ってある??」と思いませんか??

 

 

 

正面の場合も注意が必要。

 

良い例がないので自撮りしてみました。

 

 

少し極端にやりますが、正面でも、

 

「上を向く(下から撮る)」

 

「下を向く(上から撮る)」

 

で、これだけ違います。

 

具体的にどこが違って見えるか。

 

襟足の長さは分かりやすいですね。

 

 

正面から襟足が見えるか、見えなくなるか。

 

 

もう一つ、分けている前髪の長さに注目して、耳との関係性を比較してみて下さい。

 

耳たぶ見たら分かりやすいですね。

 

上を向くと耳より短く感じますし、下を向くと耳より長く感じませんか??

 

 

 

これをボブに置き換えた時、あごより上か、あごより下か。首の角度やカメラの角度で、思っている長さと正確な長さで差が生まれるのです。

 

 

 

例えば、こういった角度を理解している美容師が、

 

(この写真、少し上から撮っていたり、傾いているからアゴより長く見えているけど、実際はアゴくらいの長さだな。。。)

 

と判断しているのに対して、

 

 

お客様は、

 

(この写真、アゴより長いから、このくらいが丁度いいなぁ)

 

と、見たままを疑わずに判断したとなれば、

 

 

それは「なんか思っていたより短い気がする。。。」というズレに繋がります。

 

 

 

この認識のズレに関しては、ぶっちゃけ美容師の確認不足であり、美容師の責任によるものが大きいですが、

 

ない話ではないのです。

 

 

 

 

可愛く撮るための工夫が、シンプルに伝わらずに、ややこしくなってしまう。

 

耳に掛けているヘアスタイルも、耳に掛けなかった時に、「え?これ重くない?」って感じるのも認識のズレ。

 

 

 

「思ったのと違う…」を無くすためには、写真も使いながらも、口頭、身振り手振りで長さを伝えたり、

 

複数の写真、色んな角度からの写真などを探しておくのもオススメです。

 

 

 

結局はそういう希望を引き出すのは「美容師のカウンセリング技術」によるのですが、

 

そのヒントは準備できていると最高ですね!