最近、飲みネタ多くて申し訳ないですが、相変わらず入り浸っております。
行くたびに初めて見るお客様もいれば、
既に顔の見知った人も必ず1人はいたり、
とても楽しませていただいております。
「美容師ってキツイよなぁ…」って言われるけど。
で、大体は仕事の話になったりするのですが、
皆さん、男女関わらず、「美容師」という職業にはとても興味を持たれているみたいで、
それは良くも悪くも、どちらのイメージでも…(笑)
先日、お話した方は、男性で土木系の偉い方。
別の日には、男性で旅館の経営者。
どちらの方も、「あの仕事は、ほんまキツいよのォ~…」とおっしゃっていました。
業界的にも休みが少なくて、肉体労働だし…、その割には収支も大変だし。そりゃ、辞める人も多いよ。という感じ。
うん。間違ってはいないんです。否定できない現実もあります。
その中で、「続けられるのは、何でなん?」という質問があって、
正直、僕は「続ける選択肢しか、最初から持っていなかった」としか言えないし、
既に盲目的に「この仕事は素晴らしい」と思っちゃっている人なので、自分の思うその魅力をひたすら伝えてみました。
すると、「ほんまキツい仕事でしょ?」とおっしゃっていた2人が、
「かぁ~!!兄ちゃん、ごめん。そりゃ良い仕事だわぁ!羨ましい!!」
といった感じに(笑)
素直に嬉しいリアクションです。
美容師の魅力とは?
その方たちの感覚って、話していると、どうやら
(肉体疲労+精神疲労)×拘束時間に対する対価としての、=給料… という感じで、
そりゃそれなら、美容師って相当ハードだよなぁ…と思います。
(肉体労働+精神疲労)×拘束時間で言うならば、僕の中では、=給料+【アイデンティティに対するお客様の満足感】。
この【】が結構でかい。
まぁ、給料貰うに越したことはないけど…(笑)
実際に美容師をしていると、心が洗われるんですよね。聖人になった気分です。
担当させていただいているお客様で、好きじゃない方って、本当に1人も居ませんし、
逆も然りで、多分、担当しているお客様も、僕のことを嫌いな人は居ないでしょうね(笑)
好きだからこそ、予約を頂いた方に対して予め、
「多分、こうなっているだろうなぁ…」と想像して、
「どうしたらもっと綺麗に、楽になるかなぁ…」と本気で考えて、
実際に鏡の前では、そういう自分なりの気持ちや思いやりを込めて施術をする。
そこに対して、お客様の信頼とか、喜びとか、感動とかが伝わってくる時がある。
「いつも助かってます」「ありがとね」「ほんま良い感じ」「またお願いします」
これねー。すっっごい、嬉しいんですよね。クセになります。
でも、価値観が合わずに、逆に傷付けることもあって、そうやって、むき出しの気持ちでお客様と向き合うんです。
だからこそ、喜ばれた時が凄く嬉しい。
多分、若い僕が恥ずかしげも、迷いもなく、クソ真面目にそう言うもんだから
「そりゃ、辞めれんわぁ~……!!」
「20も歳下なのに、うわぁ、尊敬したわ。ほんまに」
してやったりw
自分「でも、道路とか作ったときに、『この道路が出来たおかげで凄く便利!』って反応も、やりがいなんじゃないですか?」
土木の方「でも、それ、別に誰も俺に言ってくれんけーね。おじさんも若い女の子に目の前で喜んでもらえたら…って思ったら……ええ仕事やなぁ…!!」
そういうことです(笑)