今回はオリジナル商品『La nani』のシャンプーについてガッツリお伝えします。
多分、Part.3もシャンプーの成分についての記事になりますが…。
とにかく、ガチ解説です。
Part.1でもお話したように、La naniシャンプーは「洗うこと」を目的としません。
語弊があるかも知れませんので言いますが、、、もちろん、汚れは十分に落としてくれます。
ただそれ以上に、「髪を整える」ことに特化しています。
La naniシャンプーにおける一番のこだわりは、「上質なコラーゲン系界面活性剤」を使っているということ。
界面活性剤とは、本来、混ざらない水と油の境界線(界面)を活性化(反応しあう、混ざる)させる剤のことで、洗剤とかにも使われますね。
この界面活性剤には様々な種類があります。主にシャンプーに使われるのは、「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」とかですかね。
La naniは「ココイル加水分解コラーゲンK」という成分が、この界面活性剤に該当します。
洗浄成分の特徴
【洗浄力】ラウリル硫酸Na>ラウレス硫酸Na>ココイル加水分解コラーゲンK
【肌への刺激】ラウリル硫酸Na>ラウレス硫酸Na>ココイル加水分解コラーゲンK
【コスト】ココイル加水分解コラーゲンK>ラウレス硫酸Na>ラウリル硫酸Na
ざっくりこんな感じ。
【ラウリル硫酸Na】は、分子量が小さい為、肌への浸透力もあります。それが乾燥肌、敏感肌の方にとって刺激の原因になります。
安価で泡立ちがよく洗浄力があるため、多く用いられていますが、洗浄力が強い分、シリコンなどの感触改良剤を加えないと、キシむ。
【ラウレス硫酸Na】は、ラウリルよりも分子は大きい為、肌内部まで浸透はせず、肌への負担は軽減されます。
……が、界面活性剤に関しては、しっかり流しても多少表皮に残ると考えたときに、やはり刺激の原因になります。
洗浄力はラウリル硫酸Na同様、強めである為、シリコンなどの感触改良剤を加えることが多い。
【ココイル加水分解コラーゲンK】は、保湿性、柔軟効果に優れ、コンディショニング効果も高い。洗浄力はマイルド。肌への負担はかなり少ない。
コレを読んで、色々な捉え方は出来ます。
ラウリルもラウレスも、多く使われているということは、安全性の基準はしっかりクリアした上で、洗浄力、泡立ち、コスト面で優れている、とても有用な成分だということです。否定するわけではありません。
特にラウレス硫酸Naに関しては、美容院専売のシャンプーにも用いられていることは多いです。低刺激であることには変わりないので。
ただ、コラーゲン系界面活性剤は、より上質、高品質、高性能だということです。ただ、高コストでもあります…。
モノは言い様ですが、「コンビニって凄く便利だから、よく利用するけど、コンビニ弁当ばっか食べてたら健康に悪いよ。
まぁ、でもコンビニ弁当食べ続けたからって、ちょっと身体が疲れやすくなるかもしれないだけで、死ぬわけじゃないから、手軽さ故にたくさん買われています」
みたいな感じですかね。
この「ココイル加水分解コラーゲンK」を用いることで、洗浄力は必要最低限。かつ、コンディショニング効果があるため補修力に優れ、ノンシリコンでもキシまない。
これが、「髪を整える」シャンプーということです。
シャンプーの原材料の定石
ちなみに、原材料表記は、多く含まれている順で書かれています。
シャンプーにしてもトリートメントにしても、成分の割合を最も占めているのは、ほぼ間違いなく、「水」のはずです。
シャンプーに関しては、その次にくるのが、多くの場合、この界面活性剤になります。
水は絶対1番多く含まれていて、2番目の成分から変わってくる。
そもそも、多くのシャンプーの成分を紐解くと、約8割は「水+界面活性剤」で占めていますから。
残りの2割が、その他の表記されている成分となります。
要するに、界面活性剤が変わることで、シャンプーの特徴が大きく変わるって事です。
そういった事からも、使用されている界面活性剤について、今後、注目してみるのも良いかもしれませんね♪